今日のJ-REIT

株式市場がこのところ元気がない。今日、日経平均が1万6000円台を割り込んだ。最近公表される中間決算や通期の決算予想が”上方修正”のオンパレードであるにも関わらず、である。

しかしその対極に位置するのがJ-REITである。低調な株式市場からいったんこちらへ資金シフトしている投資家も多いのだろう、今日も東証REIT指数は最高値を更新した。上場来最高値を更新した銘柄は6つ。日本ビルファンド、ジャパンリアルエステイト、フロンティア不動産、日本ロジスティクスファンド、阪急リート、ジャパンエクセレントである。ここ最近元気な銘柄に今日は日本ロジスティクスファンドも加わった。注目すべきは日本ビルファンドとジャパンリアルエステイトの二大巨頭が揃っての最高値更新であること。この2銘柄だけでREIT全体の時価総額の約4分の1を占めている程の存在だけに、東証REIT指数最高値更新は当然の帰結といえよう。特にジャパンリアルエステイトは一日あたりの売買高がこのところ非常に増えている。先の公募増資の影響もあるのだろうが、それだけでは説明がつかないようにも思う。

一方、大きく下落したのは東京グロースリート。こちらも理由はわからない。下落に明確な理由が存在するのは、ニューシティ・レジデンス。公募増資がその理由だ。この銘柄は、間近に控える「ファンド買い」を巡る駆け引きも本格化してきた印象がある。この強い追い風を生かせるだろうか?

個人的には3営業日連続の空振り。市場に元気がありすぎて、こちらの指値が追いついていかない。明日は何とかしたいが…。

[参考]今日の東証REIT指数:1786.02(+4.25)
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