DAオフィス他17銘柄が最高値更新!!

今日は”NIKKEI 不動産ファイナンスフェア2006”の開催日。ほとんどのREITが出展していたが、今日の値動きはその盛り上げ役として最高級の援護射撃となったのではないか。「狂い咲き」といっていいほどの上昇で、特にDAオフィスは一時10%を超え、終値ベースでも全銘柄中3位にランクイン。それ以外にも、

が100位以内にランクインし、実に14銘柄を占めるという驚異の数字。今年の6月21日には及ばないが、あのときは前日の暴落の反動によるもので、「値を戻した」状況。今日の「更に値を伸ばした」とは意味合いが全く異なる。結局、上場来最高値更新は今日だけで実に17銘柄を数えた。こちらも列記しておくと

とこんな具合。日本アコモデーションファンドの記録もさることながら、森ヒルズリートも凄い。今日はあわや100万円台突破かと思わせた。上場してまだ間もないというのに、このスピード出世はどう表現したらいいのだろうか。一方、派手な新人に注目が集まる中、大ベテランの2大巨頭もそれぞれ上場来最高値を更新した。

結果、時価総額は今日の終値ベースで昨日より約1000億円プラスの約4兆8785億円。明日も今日の市場が再現されれば、時価総額が5兆円台を突破する可能性は充分。

さて未曾有の好況に沸くREIT市場だが、一説にはこの状況を作り出しているのは、6日にも取り上げた野村日本不動産投信の存在といわれている。サラリーマンのボーナス取り込みを狙い打ちにしたようなこの商品、今のREITを見れば誰でもこのファンドに手を出したくなる。そしてそうやって集まった多額のマネーは当然REITの各銘柄の購入資金に充てられる。そしてそれはその性格上、どんなに対象銘柄が高値であろうと買わなければいけないわけで、となれば”野村特需”に期待した仕込みが今行われている、とも見ることができる。それは取りも直さず「野村ブランド」の営業力・販売力への期待の大きさの表れでもある。このファンドの申込締め切りは15日で、設定日は18日。どのくらいのファンド規模かは不明だが、同じ野村アセットマネジメントが扱うJ-REITオープン*1は、純資産総額が昨日時点で436億円。『最低でもこのくらいはいく』、そう考えている投資家が多いのではないか。

[参考]今日の東証REIT指数:1965.66(+38.74)
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*1:開始時期は昨年2月