今週のＪ−ＲＥＩＴ
今週はいつも以上に「激動の一週間」であった。その最大の要因は何といっても、「日銀の利上げ見送り」だろう。それまで洞ヶ峠を決め込んでいた投資家も、見送りのニュースに敏感に反応し、週末には東証ＲＥＩＴ指数が2100ポイントを突破してしまった。大発会時に2000ポイントを突破してから半月でこの状況は「バブル」をリアル体験している錯覚にすらとらわれる。
日本ビルファンドは時価総額9000億円弱に達し、もう一息で初の１兆円ファンドを期待させる勢い。その他の銘柄も好調そのもので、「ＲＥＩＴに外れくじなし」そんな状況である。
そしてこのタイミングで公表された日本プライムリアルティの公募増資。個人投資家が真っ先に考える銘柄であろうし、利回りもそれほど低いわけではないので、人気を集めることだろう。スケジュール的には
- 発行価格決定日：1/29〜1/31
- 申込期間：2/1〜2/5
- 払込期日:2/8
- 投資証券交付日：2/9
状況いかんでは繰り上げられる可能性もあるが、野村不動産レジデンシャルの上場が２月１４日だから、その前夜祭の材料としては最高に近いイベントである。森ヒルズリート以来のファンド買い特需も充分期待できそうだ。
