日本ビルファンド他17銘柄が最高値更新!!

ゴールドラッシュ、誰も彼もが一獲千金を夢見てアメリカ西部へ向かった時代である。今の日本でそれにあたるのがREITであり、後世「リートラッシュの時代」と呼ばれるかもしれないほどだ。

前営業日に東証REIT指数が2100ポイントを初めてクリアしたばかりというのに、今日は更にその勢いが加速。前場の勢いが後場まで続けば間違いなく2200ポイントをクリアしたと思わせるほど。結局後場は利確売り圧力が強かったのか、東証REIT指数も下降線を辿った。しかし、最高値更新には変わりなく、また日本ビルファンドをはじめ、18銘柄が上場来最高値を更新する等、明るいニュースには事欠かない。どちらかといえばMIDリート、日本コマーシャルといった新興系銘柄の上昇が目立った。

個人的にはオリックス不動産の最高値更新が印象に残る。昨年、諸問題でREIT全体を低迷させる原因をつくり、その後遺症を引きずっていたわけだが、そこはやはり老舗銘柄。一昨年の7月11日以来、約1年半ぶりの最高値更新となった。

さて、市場に勢いを与えているのは投資信託や海外の投資家であるが、投資信託について新たな動きがあった。実は見落としていたのだが、マネックス資産設計ファンドという新しい投資信託が26日に設定されることがわかった。これはいわゆるバランス型ファンド(対象は6タイプの資産)でJ−REITもその中に含まれている。最近の急騰にはこれも絡んでいるかもしれない。取り扱うのは[興銀第一ライフ・アセットマネジメント:title=興銀第一ライフ・アセットマネジメント社]、第一生命や旧日本興業銀行の投資顧問の流れを組むところである。当然、第一生命契約者の保険料を運用しているわけで、その成長力は期待大。バランス型ファンドは人気が高く、純資産総額も大きくなりやすい。資産配分が均等で純資産総額が600億円に達したとすると、J−REIT市場に100億円のマネーが流れ込む計算。毎月1本このようなファンドが設定されれば、利上げ云々を気にするのが馬鹿馬鹿しいほどのキャピタルゲインが見込めそうだ。

[参考]今日の東証REIT指数:2146.45(+32.74)
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