今週のJ−REIT
日本プライムリアルティ、エルシーピーと久々に最高値更新銘柄が出たが、失速感・閉塞感の強い1週間だった。原因ははっきりしている。ニューヨーク市場急落の影響をモロにうけたことだ。件の水曜日を境に流れは完全に変わってしまった。足を引っ張っているのは日本ビルファンドをはじめとした老舗銘柄。時価総額の大きな銘柄の伸び悩みが大きい。
ここで面白いデータを紹介しよう。一年前のTOPIXと東証REIT指数はそれぞれ1663.98、1666.33と非常に拮抗していた。それが昨日時点では1677.06、2265.22と完全にREIT優勢。ちなみにかのライブドアショックの直撃を受けた東証マザーズ指数はというと、1年前が1773.17だったのに対し、昨日のそれは1010.37*1。ある意味REITが新興市場脱出組を完全に呑み込んだといえる。これを見る限り一時的な調整局面と割り切るしかない。
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