REITブロック周期説!?

地球は1年かけて太陽の周りを回っている。また地球の自転速度は1日だ。この周期が我々の生活リズムの基本である。ではREITにも何らかの「周期」と呼べるものはないか調べてみた。例えばREITを代表する2銘柄、日本ビルファンドとジャパンリアルエステイトの間にはこんな関係があった。

投資口価格*1 日本ビルファンド ジャパンリアルエステイト 差異
100万円 2005/06/22 2006/01/26 218
110万円 2006/02/07 2006/05/08 090日
120万円 2006/09/08 2006/12/04 087日
130万円 2006/11/16 2007/01/17 062日
140万円 2006/11/28 2007/01/30 063日
150万円 2006/12/13 2007/02/14 063日
160万円 2007/01/04 2007/04/27 113日
170万円 2007/01/19 2007/05/17 118日
180万円 2007/01/23 ? ?
190万円 2007/02/08 ? ?
200万円 ? ? ?

上の表は、「いつ○○万円台を突破したか?」というものである。100万円台をデータ上のバグと位置付けると、110〜120万円のブロック、130〜150万円のブロック、160〜170万円のブロックというように綺麗に区分できる。特に130〜150万円のブロックの「美しさ」には感嘆する。市場が神の見えざる手によって動いているという考えは真っ向から否定されてしまいそうだ。気になるのは「ジャパンリアルエステイトがいつ180万円台を突破するか」だが、120日以上経った現時点では残念ながら「もうしばらく時間がかかる」という状況だ。となると180〜190万円のブロックができそうで、190万円台突破の時期は「ある程度読める」ことになるだろう。一番手の動きを見て、二番手が今後どうなるかを予測するのは、非常に賢明な投資手法でもあるので、堅実に稼ぎたいタイプの人はこれをもっと深く研究してはどうか。
と、話を振っておいて、他人任せにするのは気が引けるので、このREITブロック周期説(と勝手に呼ぶが)を裏付けるデータをもう一つネタとして投下しておこう。

時価総額4位の野村不動産オフィスファンドだが、

投資口価格*2 野村不動産オフィスファンド
120万円 2007/01/17
130万円 2007/01/31
140万円 2007/02/14

という歩みであり、ジャパンリアルエステイトを10万円差(ジャパンリアルエステイトが130万円台をい突破すれば、野村不動産オフィスファンドが120万円台を突破するという関係)でピタリと追ってきたことが判る。次の150万円ではズレてしまったが、それが当たり前であり、むしろここまで一致したこと自体が驚きである。これを偶然と見るか、投資判断の有力な指標と見るか、皆さんはどちらだろうか?

  • 今月の主なスケジュール
    • 28日:5月決算期銘柄権利落ち
    • 29日:クレッシェンド第三者割当増資申込期日&払込期日。

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*1:終値ベース

*2:終値ベース