DAオフィス、大型増資公表!!
「夜明けは近い?」と書いたのは昨日。東証REIT指数は僅かに下落したものの、全体としては21勝10敗10引分で、下落した10銘柄が時価総額の大きい銘柄であったためで、実感としては『底打ちした』印象である。
そしてビッグニュースが飛び込んできた。DAオフィスの公募増資&第三者割当増資の公表である。この銘柄の総発行投資口数は現在10万口だが、今回の公募増資ではそれと同じ、つまり一気に倍増するのだ。これに第三者割当増資の5000口を含めると、倍増以上である。REIT全41銘柄の中でも屈指の「空気を読めない銘柄」と思っていたが、このタイミングでこれだけの増資を公表する、脱帽である。増資の時期は来月、新規上場銘柄のない現状では、間違いなく投資家の注目を集めるであろうが、果たしてどうなるのか。このところ市況に逆行するように上昇してきたが、その反動が月曜日の寄りで噴出するだろう。
来週は月曜日からイベントのオンパレード。公募増資に決算発表、そしてファンド買い特需。こうしたカンフル剤をきっかけに本格的な反騰に期待したい。
●今日の東証REIT指数:2344.75(-3.23)
●東証一部値上がり率ランキングランクイン銘柄(〜100位)
- 093位:プレミア
●東証一部値下がり率ランキングランクイン銘柄(〜100位)
- 002位:日本ロジスティクスファンド
- 017位:東急リアル・エステート
- 051位:野村不動産オフィスファンド
- 064位:ジャパンリアルエステイト
- 092位:日本アコモデーションファンド
●個別銘柄ショートコメント
- 日本ロジスティクスファンド…今日は突然の急落。日足を見ると引け売りと引け買いの需給関係に問題があったようだ。悪い材料があるわけでもないので、すぐ持ち直すだろう。
- DAオフィス…5月決算期銘柄権利落ち後の公募増資第三弾。先行した日本レジデンシャル、阪急リートが「最高のタイミング」と思われたのも今は昔のこと。今回の公募増資は、一見「最悪のタイミング」だが、金利上昇局面でよりコストの安い資金調達方法として見ると、こちらの方が「最高のタイミング」かもしれない。
●個人としての資産運用状況
- 今日は最初から諦めムード。来週風向きが変わることを期待する。
●今月の主なスケジュール
- 14日〜18日:日本レジデンシャル、公募増資申込期間。
- 14日〜18日:阪急リート、公募増資申込期間。
- 14日〜18日:阪急リート、「オーバーアロットメントによる売出し」申込期間。
- 18日:FCレジデンシャル、2007/04期の決算発表。
- 18日:トップリート、2007/04期の決算発表。
- 18日:ケネディクス不動産第三者割当増資申込期日。
- 19日:ケネディクス不動産第三者割当増資払込期日。
- 19日:スターツ・プロシード、2007/04期の決算発表。
- 21日:日本レジデンシャル、公募増資払込期日。
- 21日:阪急リート、公募増資払込期日。
- 22日:阪急リート、「オーバーアロットメントによる売出し」受渡期日。
- 25日:6月決算期銘柄権利付取引最終日。
- 26日:6月決算期銘柄権利落ち。
●来月の主なスケジュール