日本プライムリアルティが今期予想分配金を上方修正!!
「喉元過ぎれば熱さ忘れる」という格言がある。丁度一年前、REIT市場を直撃した大暴落を記憶している人がどのくらいいるだろうか? このときはたった一日で東証REIT指数が前日比で約-4%、ピーク時比約-13%まで急落してしまった。今月の下落もひどいようだが、ピーク時比では約-10%であり、前年に比べれば震度1くらいの差はある。これで底打ちしたのだから満足しなければならない。
と、こんな発言ができるのも、今日の値動きから「緩やかな右肩上がり」という本来の姿が徐々に戻りつつあることが示されたから。リハビリも順調で退院間近の状態まで回復してきた。これなら投資家達も帰ってくるだろう。
そして明るいニュースがまた一つ。日本プライムリアルティの予想分配金上方修正である。時価総額5位であり、投資口価格が比較的低いことから、REITに入門したばかりの個人投資家にとって、有力な選択肢の1つとなっている人気銘柄である。決算期も今月だから、明日は面白いことになりそうだ。
明日一番の注目は何と言っても、日本レジデンシャル&阪急リートのファンド買い特需の結末。市況に翻弄されてしまうかもしれないが、今のREITの体力を測るには格好のメニューである。その成り行きを静観したい。
●今日の東証REIT指数:2431.72(+22.75)
●東証一部値上がり率ランキングランクイン銘柄(〜100位)
●東証一部値下がり率ランキングランクイン銘柄(〜100位)
- 099位:リプラス・レジデンシャル
●個別銘柄ショートコメント
- 日本プライムリアルティ…REIT市場の回復に比例して、値を伸ばしてきた。追加の好材料が投下されたことで、さらに値を伸ばすことは間違いなし。明日の売買口数は3000を超えるとみた。
- ビ・ライフ…今期予想分配金が公表されていない唯一の銘柄。それが災いしているのか、今一番最高値更新に遠い銘柄になってしまった。一時期の飛ぶ鳥を落とす勢いを知る者としては非常に寂しい。まずは連敗をストップしたい。
●個人としての資産運用状況
- 今日は久々の利確に成功。我慢の甲斐があった。明日からは仕入れにも前向きに取り組める。
●今月の主なスケジュール
- 21日:日本レジデンシャル、公募増資払込期日。
- 21日:阪急リート、公募増資払込期日。
- 22日:阪急リート、「オーバーアロットメントによる売出し」受渡期日。
- 25日:6月決算期銘柄権利付取引最終日。
- 26日:6月決算期銘柄権利落ち。
●来月の主なスケジュール
- 2日〜4日:DAオフィス、公募増資価格決定日(予定)。
- 3日〜5日:ジャパンエクセレント、公募増資価格決定日(予定)。
- 5日〜9日:DAオフィス、公募増資申込期間(予定)。
- 6日〜10日:ジャパンエクセレント、公募増資申込期間(予定)。
- 12日:DAオフィス、公募増資払込期日(予定)。
- 13日:ジャパンエクセレント、公募増資払込期日(予定)。
- 18日:野村不動産レジデンシャル、2007/05期の決算発表。
- 19日:日本レジデンシャル、第三者割当増資申込期日。
- 19日:阪急リート、第三者割当増資申込期日。
- 20日:日本レジデンシャル、第三者割当増資払込期日。
- 20日:阪急リート、第三者割当増資払込期日。
- 25日:7月決算期銘柄権利付取引最終日。
- 26日:7月決算期銘柄権利落ち。