値下がり率ランキングでワンツーフィニッシュ!!

 「弱り目に祟り目みたいなことにならなければいいのだが」、これは昨日の結びの文である。今日の市場はそういう危惧をしたくなるほどであったわけだが、現実は予想以上に厳しかった。東証REIT指数は一時前日比マイナス100ポイントを超える下落。その後持ち直し、チャートだけを見れば「V字回復」だが、それを喜べるような状況ではない。それを証明するのが、下記の下落率ランキング。ワースト部門のワンツーフィニッシュがかつてあったかどうか不明だが、株式よりリスクの高いREITという認識が広がるのはマズい。

 来週月曜日は、6月決算期銘柄*1の権利付最終取引日にあたり、翌日は同銘柄の権利落ちとなる。週明け早々激しい値動きが予想される。ここを上手く乗り切らないと、次に控えるDAオフィス、ジャパンエクセレントの公募増資は今月の日本レジデンシャル、阪急リート以上の悲劇が待っていそうだ。

 最後は明るいニュースを。29日付で新たな投資信託が2つ設定される。1つは日興アセットマネジメントの「アジアの財産3分法ファンド」、もう一つは大和投信の「フィデリティ・アジア3資産分散ファンド」である。キーワードはいずれもアジアであり、3資産*2への分散であること。前日の28日にはフィデリティが「資産分散投信」を設定する。どの程度のインパクトを市場に与えるかは未知数だが、月末恒例の「暴騰」に対する援護射撃になることは確実だ。
   
●今日の東証REIT指数: 2349.49(-39.52)

東証一部値下がり率ランキングランクイン銘柄(〜100位)

●個別銘柄ショートコメント

  • DAオフィス…今週は全て前日比マイナスで只今5連敗中。5連敗はビ・ライフと並び現時点のワーストである。超大型増資を間近に控え、これで大丈夫なのだろうか?

●個人としての資産運用状況

  • 今日は約定なし。3日連続の利確で弾みをつけたかったが、そうはいかなかった。週明けは「利確できればよし、できなければ分配金ゲット」、そんな戦略で臨む。

●今月の主なスケジュール

  • 25日:6月決算期銘柄権利付取引最終日。
  • 26日:6月決算期銘柄権利落ち

●来月の主なスケジュール

  • 2日〜4日:DAオフィス、公募増資価格決定日(予定)。
  • 3日〜5日:ジャパンエクセレント、公募増資価格決定日(予定)。
  • 5日〜9日:DAオフィス、公募増資申込期間(予定)。
  • 6日〜10日:ジャパンエクセレント、公募増資申込期間(予定)。
  • 12日:DAオフィス、公募増資払込期日(予定)。
  • 13日:ジャパンエクセレント、公募増資払込期日(予定)。
  • 18日:野村不動産レジデンシャル、2007/05期の決算発表。
  • 19日:日本レジデンシャル、第三者割当増資申込期日。
  • 19日:阪急リート、第三者割当増資申込期日。
  • 20日:日本レジデンシャル、第三者割当増資払込期日。
  • 20日:阪急リート、2007/05期の決算発表。
  • 20日:阪急リート、第三者割当増資払込期日。
  • 25日:7月決算期銘柄権利付取引最終日。
  • 26日:7月決算期銘柄権利落ち

面白blogリンク集

*1:日本ビルファンド、日本プライムリアルティ、東京グロースリート、フロンティア不動産、アドバンス・レジデンス、ジャパンエクセレント、MIDリート

*2:株式、債券、不動産