クリード・オフィス

ピーク時の約4分の1の価格。やはりあの決算内容と分配金見通しでは、総スカンもやむを得ない。頼みの綱は短期の反騰狙い投資家くらいだろうか。この2日ほどはそれらしき萌芽が垣間見えるが、楽観は禁物。この先さらに厳しい状況に陥りそうだ。

この銘柄も決算期を控えている。今期の予想分配金からすると10%近い利回りなのだが、なぜか値が伸びず、それが投資家に疑心暗鬼をもたらしている。売買高の増加は単なる分配金目的の回とは考えにくい。来期の分配金が公表されていないのも非常に気になる。

オフィス系はレジデンス系と比較して高騰しやすいのがこれまでのJ−REIT。この銘柄もその例に漏れなかったが、市況全般の右肩下がりに増資のおまけがついて、一時は最高値の半額にまで落ち込んだ。新興系の宿命で、「親(=クリード)が風邪を引けば〜」…