今週のJ-REIT
今週は先月の轍を踏んで「失速」も懸念されたが、あにはからんや「加速」し東証REIT指数も新記録更新かと思わせる勢いだった。
銘柄別に見ていくと、日本ビルファンド、野村不動産オフィスファンド、フロンティア不動産、ＤＡオフィス、トップリート、ジャパンエクセレント、日本アコモデーションファンドの計７銘柄が週内に上場来最高値を更新。特にトップリートは週末まで４日連続の更新を記録した。１０月決算期銘柄とはいえ、この状況は過熱気味のように思う。
さて一方で残念なニュースが週末にあった。グローバル・ワン不動産、エルシーピー、ジャパン・ホテル・アンド・リゾート、トップリートの４銘柄が業務改善命令を受けたのである。過去にもそのような処分がなされたファンドはあったが、今回は「一斉摘発」という印象が強い。水曜日が権利付最終取引日となる「トップリートの命運やいかに」といったところだが、今月は対象銘柄が多くどの銘柄を狙うか大きく意見がわかれそう。ちなみに紹介すると、
- プレミア
- 野村不動産オフィスファンド
- ケネディクス不動産
- イーアセット
- ＦＣレジデンシャル
- スターツ・プロシード
- トップリート
- クリード・オフィス
の８銘柄。全３９銘柄のうち２割強を占めている状況だ。
来週のもう一つの目玉はジャパンリアルのファンド買い。ピークは25日だが、仕込みは既に始まっているはず。大型ファンドだけにこちらも注目度は高いはず。思わぬ高値がつく可能性もある。
