アドバンス・レジデンスが最高値更新!!

日経平均が1万7000円台を回復しそうな勢いである。そちらに資金シフトさせた投資家が増えているのか、REIT市場はこのところマイナス基調が続いている。寄値の時点こそ『反転したか!?』と期待させたが、時間がたつにつれて尻すぼみ。ほぼ全面安の展開では、東証REIT指数の大幅下落も致し方ない。時価総額も前営業日より約560億円のマイナスで、これはジャパン・ホテル・アンド・リゾート1銘柄分の時価総額にほぼ匹敵する。*1明日以降の市場もしばらく厳しい状況が続きそうだ。

さて大企業の粉飾決算が明るみに出た。1つは日興コーディアル証券(とそのグループ企業)、もう1つはミサワホーム(同)である。今日の値動きにどのような影響が出るか注目されたが、後者はストップ安だったのに対し、前者は『意外なほど』下落しなかった。年初のライブドアショックと比べてはいけないのであろうが、『上場廃止』の可能性も仄めかされる状況でも取引が成立していること自体、企業としてこれまで積み重ねてきた歴史的な重みというものを再認識した。

REITでもオリックスショックの影響で値動きが重かった時期がある。財務面での信頼を失うことはそれだけ影響が大きいということ。回復基調の株式市場への影響は明日以降だろうか。

[参考]今日の東証REIT指数:1916.70(-21.81)
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*1:ちなみに時価総額ランキングでは全REIT中25位の銘柄である。