東証REIT指数1900ポイントを割り込む!!
今日はREIT市場そっちのけで日興コーディアル証券の値動きに注目した*1。日経平均225採用銘柄であり、発行株式総数が約9億7558万株、昨日の終値時点の時価総額が約1兆3843億5760万円、これだけの銘柄の監理ポスト行きなのだから、株式市場に与える影響が小さくないはずがない。しかもそれが証券会社の看板を掲げていれば、そのインパクトはライブドアどころの比ではないだろう。
ではREITにはどのような影響があるだろうか? 同社のHPによれば、『上場あるいは公募増資時の主幹事証券会社として、同社のグループ企業である日興シティグループ証券とともにREIT市場と深く関わってきた業績』が紹介されている。この点が非常に気になったので、全銘柄の主幹事証券会社を調べてみた。結果は以下の通りである。
- 日興シティグループ証券が主幹事証券会社となっているREIT*2。
これを見ると、ユナイテッド・アーバン以降昨年上場組までの銘柄にかなり食い込んでいるのがわかる。件の問題が発生した時期と重ね合わせると非常に興味深い*3。
さてその影響なのか、REITはほぼ全面安。東証REIT指数も1900ポイントを割り込み、『急な下り坂を転げ落ちるような値動き』を見せた。引け間際に小さな反発はあったが、「焼け石に水」といってよく、前日比で失われた時価総額は約638億円*4。これは2大巨頭*5が揃って大幅下落したことによるところが大きい。明日以降もしばらく暗く重い展開となるのではないだろうか。
[参考]今日の東証REIT指数:1890.69(-26.01)
人気blogランキング