ユナイテッド・アーバン他4銘柄が最高値更新!!

差金決済となるため、発注できません、今日の取引指示を出そうとしたらこのようなエラーメッセージが表示された。差金決済という言葉自体よくわからなかったため、慌てて調べまわることになった。

有価証券の受渡しを行わずに、売買価格差等に相当する金銭の授受のみにより決済を行うことをいいます。先物オプション取引については、転売・買戻し、最終決済及び権利行使(株券オプション取引の権利行使に係る決済を除く。)に際し差金決済が行われています*1

一読してその内容を理解できる人はあまりいないと思う。私も完全に脳内消化できたわけではないが、こんな状況らしい。

現物の買付余力を100万円有する投資家が、ある銘柄Aを100万円で購入し、銘柄Aを同日中に売却する、いわゆるデイトレードを行い、この取引で生じた利益が仮に10万円あったとする。いったん利確したもののまだまだ上がりそうだから、この銘柄をもう一度購入してさらに利益を増やそうとできるかというと、証券取引法で禁止されている「差金決済」に該当するためできない。

要は「最初の取引での有価証券の受け渡しが完全に履行されたわけではないので、いくら取引がネット上で成立していてもそれを現物余力とみなすことはできませんから、現物余力はもうありませんよ」ということのようだ。ちなみに別の銘柄(⇒銘柄A以外)であればOKで、また最初の買付余力が250万あり、残りの150万の余力を使って銘柄Aを購入&売却するのは差金決済には当たらない。さらにいえば、信用取引では「差金決済」が認められている。

私は買い付けができた分はそれが判明次第すぐに売りに出す。といってもデイトレーダーというわけではないし、それにはあまりこだわっていない。全体の中でデイトレードの占める比率は精々2割弱だろう。それが昨日は結構うまくハマってしまった。と、ここからが重要なのだが、通常なら前日分の取引が当日分に影響しないが、「12月決算期銘柄は昨日と今日のの受渡日が同日(2007/1/4)となる」ため、該当銘柄を前日に売買し、さらに同一銘柄を再び仕入れようとしたので「差金決済」扱いとなったというわけだ。株式投資歴の浅い私にとっては「何もかもが日々発見」だが、今日の「差金決済」は特にいい勉強になった。

で今日の取引状況はいうと、「2日で1日と考えればよい」「明日からは通常通りの仕入れが出来る」と判断し、前日分の注文をそのままにしたが、デイトレードで2万円の利確に成功。全体的には中堅どころで急騰した銘柄が目立ち、今日の市場の牽引役を果たした。最高値を更新した銘柄*2を見てもそれが証明されているのがわかる。明日or明後日は森ヒルズリートをめぐる駆け引きに要注目だ。

[参考]今日の東証REIT指数:1949.40(+12.49)
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*1:東証:差金決済

*2:ユナイテッド・アーバン、森トラスト総合リート、日本ロジスティクスファンド、トップリート、森ヒルズリート