今週のJ−REIT

先週末に東証REIT指数は2100ポイントを突破した。2000ポイント突破が今月4日だから、たった半月でクリアしたことになる。この勢いなら月末の2200ポイント台突破も容易と思われ、実際にその目前まで迫ったが、さすがに息切れしたか、火曜日をピークにジリジリと下げる展開になった。象徴的なのは日本ビルファンドであろう。火曜日〜金曜日で▲6.6%も下落した。旗艦ファンドの下落が先行指標ととらえられたか、全体に及ぼした影響も大きかった筈だ。来週反騰するかどうか、この銘柄が重要な鍵を握っている。

それにしても最近は変動率(ボラティリティ)がどんどん大きくなっている。これが大きくなることは、即ちリスクが大きくなることを意味する。一方で価格は上昇気味だから、それに反比例して利回りが低下する。つまり利回り=リターンと見れば、リターンが下がり、リスクが大きくなっているわけだ。さすがにそれではどこかで勢いも止まる。それを補ってあまりあるキャピタルゲイン期待が市場を支えていたのであれば、その支えが弱くなっているようにも思える。投資信託等のカンフル剤が必要か?

週明けには日本プライムリアルティの公募価格も決定される。その規模は小規模なREIT1銘柄分にも相当するだけにこれが呼び水となってくれれば、と思う。

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