5銘柄が最高値更新!!
老舗が売られ、特定の中堅銘柄が買われる展開。今日最高値を更新したのがプレミア、ニューシティ・レジデンス、クレッシェンド、日本ロジスティクスファンド、そしてビ・ライフという顔ぶれだが、これらが「特定の中堅銘柄」に該当する。5銘柄が最高値を更新したのは久々だが、それ以上に老舗銘柄の下落が大きく、結局東証REIT指数は前日割れ。老舗銘柄が高くなりすぎて上昇余地が少ないと判断したのだろうか。
明日はいよいよケネディクス不動産のファンド買い祭り。最近のファンド買い特需は期待はずれに終わったり、予想以上に盛り上がったりと「意外」続き。今回はいかなる結末が待っているのか?
さて、投資信託の影響力が強いREIT市場だが、その中でも日興アセットマネジメントが運用する「財産3分法ファンド」は純資産総額1兆3700億円のうち、約25%をREITに投資しており、REIT市場全体に占める割合は実に5%を占める。このファンドの人気がREIT市場の右肩上がり成長を支えてきたことは間違いないといえるだろう。しかしながら、純資産残高1兆5000億円に達した時点で、販売をいったん打ち切る旨の報道があった。
これがどの程度の影響をREIT市場にもたらすのか、現時点ではよく判らない。確かに「有力な買い手」を失うことにはなるが、「バランス型ファンドへのREIT組み入れ」はもはや常識であり、毎月のように新たに設定されるファンドが登場している。それを考えると、たとえ「財産3分法ファンド」が新規募集を止めても、別の「バランス型ファンド」を購入するだけとなる可能性が高い。投資信託の買い支えによる「(REITの)高値安定成長モデル」は、まだまだ続くのではないだろうか。
- 今日の東証REIT指数:2591.17(-8.51)
- 東証一部値上がり率ランキングランクイン銘柄(〜100位)
- 004位:クレッシェンド
- 043位:プレミア
- 東証一部値下がり率ランキングランクイン銘柄(〜100位)
- 042位:日本ビルファンド
- 048位:ユナイテッド・アーバン
- 057位:ジャパンリアルエステイト
- 085位:ジャパンエクセレント
- 097位:野村不動産オフィスファンド
- 個別銘柄ショートコメント
- 今月の主なスケジュール
- 22日:ケネディクス不動産公募増資払込期日。
- 23日:森トラスト総合リート、2007/03期の決算発表。
- 23日:リプラス・レジデンシャル第三者割当増資申込期日。
- 24日:グローバル・ワン不動産、2007/03期の決算発表。
- 24日:リプラス・レジデンシャル第三者割当増資払込期日。
- 25日:ジョイント・リート、2007/03期の決算発表。
- 25日:日本ホテルファンド、2007/03期の決算発表。
- 25日:リプラス・レジデンシャル、2007/03期の決算発表。
- 25日:5月決算期銘柄権利付取引最終日。5月決算期銘柄権利付取引最終日。
- 28日:5月決算期銘柄権利落ち。
- 29日:クレッシェンド第三者割当増資申込期日&払込期日。
- 来月の主なスケジュール