阪急リート増資を公表!!
41分の23、これは何の数字か? 分母がREITの上場銘柄数であることは一目でわかる。問題は分子の方だ。皆さんはおわかりだろうか? 答えは「本日の最安値=本日の終値」の銘柄数。過半を超える銘柄がその状況なら東証REIT指数が下図のチャートを描くのもやむを得ない。しかし途中までは最高値更新が充分期待できる状況であったのだから、「何」がここまでの急落をもたらしたのか、非常に気になる。
次は明るいニュースを。阪急リートが公募増資&第三者割当増資を公表した。規模はそれほど大きくないが、今の価格水準なら増資後の時価総額は1000億円を超えることになり、ブランドイメージもいっそう高まるだろうし、野村不動産レジデンシャル以来ずっと新規上場がないだけに、投資家にとってもこのニュースは本当に嬉しいはずだ。4月のグローバル・ワン不動産、5月のケネディクス不動産、そして阪急リートと比較的優良な中堅銘柄の増資が毎月続いており、これも定例行事となりつつある。とすると、7月は6月決算期銘柄の増資の番だが、この流れだとフロンティア不動産が本命、対抗がジャパンエクセレントといったところか。
このニュースを聞いた瞬間、私は別の意味で嬉しかった。というのも2週間ほど前のコメント欄で、阪急リートの増資について言及していたのだ。権利落ち直後の公募増資は、REITの伝統芸能みたいなものであり、次はどれかみたいな予想がたまたま当たった程度のことだが。興味のある方は、5月14日分のコメント欄を是非読んで欲しい。
- 今日の東証REIT指数:2576.31(-11.73)
- 東証一部値下がり率ランキングランクイン銘柄(〜100位)
- 個別銘柄ショートコメント
- 日本レジデンシャル…このところ地味に下げ続けており、今日でついに7営業日連続の前日比マイナス。権利落ちの前からであり、相当重症である。同様の値動きは野村不動産レジデンシャルでも見られる。
- ジョイント・リート…さしたる悪材料もないのに急落。むしろ本来なら、先日の予想分配金上方修正がプラス要因になっていなければならない筈。一時的なものと信じたい。
- 個人としての資産運用状況
- 今日は仕入れも利確も出来ず。今月はこれで店じまいとなりそうだ。
- 来月の主なスケジュール