クレッシェンドが最高値を更新!!
いつか見た風景が再現された。あまりの急落に恐れをなして手を引いた投資家も多かっただろう。懸念された東証ＲＥＩＴ指数の2500ポイント割れが開始15分で現実のものとなり、楽観主義者の私もさすがに『ヤバイ』と思い始めた。が、そんな思いをよそに気持ち良いくらいに一直線の下落を見せ、終わってみればマイナス80ポイントを超えた。下記の値下がり率ランキングには対象４０銘柄の半数を超える２１銘柄がランクイン。日経平均やＴＯＰＩＸはプラスだけにＲＥＩＴの低迷が一層際立つ。消えた時価総額は約2200億円で森トラスト総合リートの時価総額とほぼ同じ。
東証ＲＥＩＴ指数の下落率が3%を超えたのは、今年４回目*1。最近のサイクルでは明日は上昇する筈だが、今の状況下ではたとえプラスでも焼け石に水といったところ。日本レジデンシャル、阪急リートの公募増資の盛り上がりにも黄信号が点滅しはじめた。
暗い話題ばかりでは気分も滅入ってしまう。最後は明るい話題を１つ。野村アセットマネジメントが野村資産設計ファンド（未来時計）なるファンドを１１日に設定する。いわゆるバランス型ファンドで、Ｊ−ＲＥＩＴも組入対象である。そして何より心強いのは日本郵政公社でも販売を取り扱うこと。持ち直すきっかけにでもなってくれることを期待したい。
●今日の東証ＲＥＩＴ指数：2452.82（-83.61）
●東証一部値下がり率ランキングランクイン銘柄（〜100位）
- 012位：オリックス不動産
- 014位：トップリート
- 016位：日本レジデンシャル
- 018位：森トラスト総合リート
- 021位：福岡リート
- 023位：野村不動産オフィスファンド
- 025位：ビ・ライフ
- 027位：ＭＩＤリート
- 028位：ＤＡオフィス
- 029位：日本コマーシャル
- 032位：東急リアル・エステート
- 034位：日本ビルファンド
- 038位：グローバル・ワン不動産
- 040位：ユナイテッド・アーバン
- 042位：ＦＣレジデンシャル
- 052位：日本アコモデーションファンド
- 054位：野村不動産レジデンシャル
- 063位：日本プライムリアルティ
- 068位：ジャパンリアルエステイト
- 070位：イーアセット
- 093位：クリード・オフィス
●個別銘柄ショートコメント
- クレッシェンド…今日唯一の前日比プラス銘柄にして、しかも最高値更新。増資の余韻が残っているのか。
●個人としての資産運用状況
- 予想通り１口の利確に成功。そして２口の仕入れもできた。しかし今の地合いからするともう少し余力を保持した状態がより好ましい。明日は１口でも利確させたい。
●今月の主なスケジュール
- 13日〜15日：日本レジデンシャル、公募増資価格決定日（予定）。
- 13日〜15日：阪急リート、公募増資価格決定日（予定）。
- 14日：プレミア、2007/04期の決算発表。
- 15日：野村不動産オフィスファンド、2007/04期の決算発表。
- 15日：イーアセット、2007/04期の決算発表。
- 18日：ＦＣレジデンシャル、2007/04期の決算発表。
- 18日：トップリート、2007/04期の決算発表。
- 18日：ケネディクス不動産第三者割当増資申込期日。
- 18日〜20日：日本レジデンシャル、公募増資申込期間（予定）。
- 18日〜20日：阪急リート、公募増資申込期間（予定）。
- 19日：ケネディクス不動産第三者割当増資払込期日。
- 19日：スターツ・プロシード、2007/04期の決算発表。
- 25日：６月決算期銘柄権利付取引最終日。
- 25日：日本レジデンシャル、公募増資払込期日（予定）。
- 25日：阪急リート、公募増資払込期日（予定）。
- 26日：６月決算期銘柄権利落ち。
●来月の主なスケジュール
- 19日：日本レジデンシャル、第三者割当増資申込期日。
- 20日：日本レジデンシャル、第三者割当増資払込期日。
- 23日：阪急リート、第三者割当増資申込期日。
- 24日：阪急リート、第三者割当増資払込期日。
- 25日：７月決算期銘柄権利付取引最終日。
- 26日：７月決算期銘柄権利落ち。
*1:2/28,3/5,3/14
