東証REIT指数、久々の3連敗!!
REITにとって6月は鬼門のようだ。昨年、そして今年と2年連続で突風に見舞われている。寄付き時点から値付かずの銘柄が多く、「久々にストップ安銘柄が出るのか」とすら思った。さすがにそれはなかったが、東証REIT指数はあっという間に2300ポイント台に突入し、このまま行けば2300ポイント台すら割り込む恐れがあったほど。株式市場も散々だったが、REITはそれに輪をかけた惨状であった。
しかし、少しずつ盛り返して最後は2400ポイント台を回復して終了。上昇した銘柄も昨日より増えたし、下落幅もグッと狭まった。昨日を震度6とすれば、今日は震度4くらいの印象であり、後場の勢いがあれば、来週は下記「今月の主なスケジュール」の通りイベントネタも多く期待できそうである。ボーナスマネーの流入も多少はあるだろうし。その受け皿がまた1つできたことにも触れておこう。「ダイワ資産分散インカムオープン(大和投信)」が22日に設定される。これは今流行しているバランス型ファンドで投資対象としてJ−REITも含まれている。2週間も先のことだが、見えない力として市場の底支えの一つとして期待したい。
最後に新しいREITについて。大京とオリックス、そしてオリックス不動産の三社間で事業提携が合意に達し、住宅特化型REITが組成されることとなった。上場時点の資産規模は「800億円程度がメド」とのこと。レジデンシャル系としては、比較的上位に位置する。よほど太いパイプを持たないと、新規上場後の成長戦略は難しくなってきている。その点、このファンドは大丈夫だろう。
●今日の東証REIT指数:2410.94(-41.88)
●東証一部値上がり率ランキングランクイン銘柄(〜100位)
- 066位:ジャパン・シングルレジデンス
- 094位:野村不動産レジデンシャル
●東証一部値下がり率ランキングランクイン銘柄(〜100位)
●個別銘柄ショートコメント
- 野村不動産レジデンシャル…今日は上昇率第2位。兄貴分の野村不動産オフィスファンドも3位にランクインするなど、「何らかの好材料」の存在を疑いたくなる。もっとも親で野村不動産ホールディングスは大きく下げたが。
●個人としての資産運用状況
り、どちらかといえば「失敗」の範疇。来週は一日あたり一口の利確を狙う。
●今月の主なスケジュール
- 13日〜15日:日本レジデンシャル、公募増資価格決定日(予定)。
- 13日〜15日:阪急リート、公募増資価格決定日(予定)。
- 14日:プレミア、2007/04期の決算発表。
- 15日:野村不動産オフィスファンド、2007/04期の決算発表。
- 15日:イーアセット、2007/04期の決算発表。
- 18日:FCレジデンシャル、2007/04期の決算発表。
- 18日:トップリート、2007/04期の決算発表。
- 18日:ケネディクス不動産第三者割当増資申込期日。
- 18日〜20日:日本レジデンシャル、公募増資申込期間(予定)。
- 18日〜20日:阪急リート、公募増資申込期間(予定)。
- 19日:ケネディクス不動産第三者割当増資払込期日。
- 19日:スターツ・プロシード、2007/04期の決算発表。
- 25日:6月決算期銘柄権利付取引最終日。
- 25日:日本レジデンシャル、公募増資払込期日(予定)。
- 25日:阪急リート、公募増資払込期日(予定)。
- 26日:6月決算期銘柄権利落ち。
●来月の主なスケジュール