東証REIT指数反騰!!
寄付時点で値が付かなかった銘柄が13を数えた。しかも全て「買い>売り」で。こうなると市場は敏感に反応する。あっという間に東証REIT指数は60ポイント近く上昇し、ここ最近お目にかかれなかった「ビッグウェーブ」の予感がプンプン。しかしその波も一瞬で消え、後は潮が引くように東証REIT指数も失速。その後は一進一退を繰り返しつつ、最後の最後にお家芸が見られて、東証REIT指数は2400ポイント台を一日で回復した。といっても先週末の水準に戻ったに過ぎず「とりあえず危険水域を脱した」程度である。
全般的には万遍なく上昇した印象。老舗・新興、特に上昇基調に偏りはなかった。昨日までは「値下がり率ランキング」を席巻していたが、今日はその逆。株式市場が不調だったせいもあり、実に15銘柄がランクイン。これは心強い。明日は日本レジデンシャルと阪急リートの公募価格決定日(の可能性が高い)。今日の市況なら関係者も安心だろう。
さて最後になったが、昨日発売された週刊東洋経済にJ−REITの特集があった。
細部は端折るが、その中にアナリストA氏の「注目3銘柄」とアナリストB氏の「注目5銘柄」、「要注意5銘柄」というのがあった。それぞれの顔ぶれは
- アナリストA氏
- 【注目】*1…ニューシティ・レジデンス、ジョイント・リート、トップリート
- アナリストB氏
となっている。個人的な意見だが、もしアナリストB氏の挙げたそれぞれの5銘柄で構成された投資信託を購入するとしたら、【要注意】の方を選ぶと思う。なんといっても、日本ビルファンド、ジャパンリアルエステイトの2つが入っているのが大きい。ちなみに今日の騰落状況を見ると、アナリストA氏の【注目】が3勝0敗、アナリストB氏の【注目】が4勝1敗、【要注意】が5勝0敗であった。
●今日の東証REIT指数:2413.84(+51.44)
●東証一部値上がり率ランキングランクイン銘柄(〜100位)
- 013位:ジャパンエクセレント
- 017位:DAオフィス
- 021位:東急リアル・エステート
- 022位:ジャパンリアルエステイト
- 029位:野村不動産オフィスファンド
- 039位:トップリート
- 045位:ニューシティ・レジデンス
- 051位:福岡リート
- 062位:森ヒルズリート
- 062位:日本ロジスティクスファンド
- 069位:日本プライムリアルティ
- 077位:森トラスト総合リート
- 086位:MIDリート
- 089位:日本リテールファンド
- 095位:日本ビルファンド
●個別銘柄ショートコメント
- オリックス不動産…老舗銘柄が一気に反騰したのに、この銘柄だけはカヤの外。今日の時点でこの銘柄が最高値からの乖離率ナンバーワンになってしまった。
- ジャパン・シングルレジデンス…こちらは今一番最高値更新に近い銘柄。最近の急落にもさほど影響を受けていない。この銘柄との相関係数がマイナスである銘柄は結構多いかも。
●個人としての資産運用状況
- 今日も約定せず。しかし今日の市況が後1日続けば利確できそうなところまで来ている。勢いの持続を期待したい。
●今月の主なスケジュール
- 13日〜15日:日本レジデンシャル、公募増資価格決定日(予定)。
- 13日〜15日:阪急リート、公募増資価格決定日(予定)。
- 14日:プレミア、2007/04期の決算発表。
- 15日:野村不動産オフィスファンド、2007/04期の決算発表。
- 15日:イーアセット、2007/04期の決算発表。
- 18日:FCレジデンシャル、2007/04期の決算発表。
- 18日:トップリート、2007/04期の決算発表。
- 18日:ケネディクス不動産第三者割当増資申込期日。
- 18日〜20日:日本レジデンシャル、公募増資申込期間(予定)。
- 18日〜20日:阪急リート、公募増資申込期間(予定)。
- 19日:ケネディクス不動産第三者割当増資払込期日。
- 19日:スターツ・プロシード、2007/04期の決算発表。
- 25日:6月決算期銘柄権利付取引最終日。
- 25日:日本レジデンシャル、公募増資払込期日(予定)。
- 25日:阪急リート、公募増資払込期日(予定)。
- 26日:6月決算期銘柄権利落ち。
●来月の主なスケジュール