今週の総括

ここ数ヵ月のREITは規則的な上下動を繰り返すボックス相場。今週はその底打ち⇒反転パターンに該当したと思われたが、最後はちょっと息切れしてしまった。全体的に2極化が拡大しているように思える。スターツ・プロシードに至っては、4営業日連続の最安…

先週末まで破竹の8連勝だったが、今週は5連敗。サブプライムという言葉がメディアに登場する回数に比例して、下落しているような気がする。前向きに考えれば、ボックス圏相場なので、一定線を引いて売買を繰り返せば大儲けはできないにしてもそれなりに稼…

「今年のボーナスはREITに突っ込め!」そんなキャッチコピーが透けて見えるくらいの上昇が見られた。むしろいつ逆流するのかが心配になるくらい。週初のジェイリート投資法人上場中止のニュースもほとんど忘れられている。 来週は10月決算期銘柄の決算発…

今週はエイブルリートの上場、これが一番のビッグニュースか。上場時の投資口総発行数は4万5000足らず、保有ポートフォリオの資産規模が391億円とのことなので、19日に一足早く上場するジェイリートの約3分の1程度である。投資対象こそ異なるが、…

「名は体を表す」というが、さしずめ「気候は市況を表す」が今のREIT市場か。歴史の浅い産業ファンドが上場来最安値を更新し続けたのはご愛嬌としても、中堅的な立場の日本ロジスティクスファンドや福岡リートの惨状は目を覆うばかりである。また最安値…

毎度のことだが、浮き沈みの激しい一週間だった。今週はサブプライムの影響もさることながら、プレミア、スターツ・プロシード、クリード・オフィスの3銘柄の公募価格決定をめぐる駆け引きも加わって、いつも以上に翻弄されやすかったのではないだろうか。…

いろいろとあった一週間だが、あえてランキングを付けるとしたら、イーアセットの第三者割当増資か。これによって総発行投資口数は約1.9倍になるのだから「凄い」の一言。スターツ・プロシードですら約1.7倍であり、他の月内増資組であるプレミア、クリ…

今週は比較的穏やかな凪状態かと思っていたが、その思惑は最後に大きく狂った。その原因はやはりニューヨーク市場の動向だろう。そしてREIT市場も同時に2銘柄が増資を公表し、さらにその翌日にも1銘柄が増資を公表した。そしてFCレジデンシャルの法…

8月決算期銘柄の決算発表、ジョイント・リートの増資、そして10月決算期銘柄の権利付取引最終日&権利落ち、今週は大忙しだった。それに輪をかけたのがサブプライム問題。メリルリンチをはじめ世界中の大手金融機関に与えた打撃は相当なもののようで、それを…

今週は何と言っても産業ファンドの上場である。市況という逆風もあり、残念ながら期待に応えてはいない。次の上場を企図する者にとっても、難しい判断を求められることになるだろう。 次にジョイント・リート。増資という一大イベントを控えていながら、5日…

注目の日銀金融政策決定会合の判断は「利上げ見送り」となった。しかし、これが市場の特効薬とはならず、「アメリカ市場に倣え」とばかりに下落。東証REIT指数も伸び悩み、2000ポイント台を行ったり来たり。好調時でも月半ばがボトムで、ピークは月末と…

オリックス不動産の公募増資が目玉で、それをめぐっての値動きはある程度予想の範疇だったが、木曜日の暴落は予想外であった。「その後」が非常に気になったが、昨日は「山アリ谷アリ」だったものの反発したのでまずは一安心。昨夜のニューヨーク市場も反発…

歴史に残る4日間、そういっても過言ではないだろう。眠れる獅子が遂に目覚めたか。手負いの虎のような暴れっぷりは、迂闊に近づくと大ケガにつながると警戒心を抱かせるほどのものだった。9月は月中に底値でそこから劇的なV字回復をしたわけだが、実は8…

相変わらず急騰一日、あとは下落ばかりのパターン。ゆっくりと沈んでいく様は一向に変わる気配がない。しかし見方を変えればボックス圏ともいえるので、仕入れと利確の設定価格を決めておけば、短期でそれなりに利ザヤを稼げそうではある。また25日移動平均…

今週はいつも以上にニュースのオンパレードであった。日刊J−REITという新聞でもあれば、一面記事に困ることはなく、また号外だらけだっただろう。東証REIT指数は火曜日に年初来最安値を更新し、その一方でオリックス不動産が増資を公表する、水曜日…

「悪夢はふたたび」そんな一週間であった。埋め立て地に築造された高層ビルが地盤沈下を起こしている、そんな感じか。昨年はこの時期から少しずつ上昇していったものだが…。歴史に残る上昇のあとは「歴史的な下落」、これも宿命なのかもしれない。

今週は、8月決算期銘柄の権利確定日や権利落ち、日本ロジスティクスファンドの公募増資といったネタはあったが、予想分配金の上方修正、公募増資といったニュースは全くなかった。非常に珍しいことではないだろうか。となると、月が変わって早々に大きいネ…

先週に引き続いての激動の一週間。月曜日〜木曜日は稀に見る急騰で、あまりの回復ピッチの早さに正直呆気に取られたほどだ。先週の急落の反動であり、これで危機的状況は脱したわけだが、欲を言えば金曜日の下落が余計だったように思う。来週の目標は東証R…

これほど暗く重い週末はかつてなかったかもしれない。ブラックマンデーの経験はないが、これに近いものだったろうと想像される。負の連鎖によるスパイラルは止まりそうにない。(アメリカ市場は反発したようだが。)これが大底なのか、さらにその先があるの…

このところ「激動の一週間」という言葉を使う機会がなかったが、今週はそれを久々に使うことになった。オープニングからしてド派手な花火(=グローバル・ワン不動産のストップ高)があり、東証REIT指数は連日ウナギのぼり、そしてラストは全41銘柄が…

今週は月末〜月初ということもあり、大きなニュースは少なかった。その中で日本ロジスティクスファンドの増資とグローバル・ワン不動産の上方修正は非常に明るいニュースである。特に後者は、資産処分にともない桁外れの分配金となるので、売り控えと買い需…

「泣きっ面に蜂」、ただでさえ軟調なREIT市場に、ニューヨーク市場の急落がとどめをさしたというのが今週の顛末。上場来最安値を連日更新した野村不動産レジデンシャルは言うに及ばず、日本ビルファンド以下多くの銘柄が年初来最安値を更新した。(金曜…

先週同様、木曜日まで下落が続いて、金曜日だけ上昇するパターンだった。これではシンドイ。このタイミングで年初来安値更新した銘柄*1が出てきていることがその象徴ではないだろうか。また公募増資や第三者割当増資が公表されていないことも、その裏付とな…

「心が折れる」という言葉がある。野球の世界でいえば、たとえ負けていても3点差くらいなら、まだひっくり返せると思って心は折れないだろうが、コールドゲーム相当の点差がつけられると、さすがに負けている方は戦う気を失う。今のREITの投資家には含…

危機的状況は脱したが、油断は禁物といったところ。その点では、早明浦ダムの貯水率とよく似ている。DAオフィス、ジャパンエクセレントの増資もそれほどの効果を挙げていない。ただし、需給関係悪化と見ればもっと値崩れを起こしているはずであり、また増…